「きぼう」船内利用フラグシップミッション募集事業の採択決定について

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山梨大学発生工学研究センター長の若山照彦教授は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)
が公募した『「きぼう」船内利用フラグシップミッション募集事業』に申請し、採択されました。

本事業は、歴史に残る成果の創出を目指し、『「きぼう」を使った社会課題解決及び知の創
造に貢献する研究』及び「人類の宇宙(特に、月や火星)への進出に貢献する研究」について、
JAXA が募集を行ったものです。

有識者による書面及びヒアリング審査を経て5件が採択され、本学から『宇宙生殖学(新領域)』
の世界トップランナーである、若山教授の提案事業が選定されました。
選定された事業計画については、以下のとおりです。

○ 事 業 名 : マウスの生殖と継世代プロセスに及ぼす宇宙環境の影響

○ 事業概要 : 哺乳類の宇宙生殖について、国際宇宙ステーション(ISS)で体外受精や胚の
 再凍結を行い、受精から胚盤胞への発生、着床、胎盤や生殖細胞の形成、性分化など、全範囲に
 わたって明らかにすることを目指す。そして地球に胚を持ち帰り出産させることで、宇宙環境の
 継世代への影響を明らかにする。

○ 事業期間 : 令和6年1月 ~ 令和12年3月(予定)

○ 事業規模 : 総額 約1.5億円(予定)

【宇宙航空研究開発機構 HP】
 https://humans-in-space.jaxa.jp/kibouser/subject/invitation/flagship/73800.html
【山梨大学発生工学研究センターHP(宇宙研究分野)】
 https://www.ccn.yamanashi.ac.jp/~twakayama/LSHP/research3.html