先端脳科学
概要
脳は全身の機能を監視・制御する最も複雑な臓器です。私達は階層横断的(分子、細胞、回路、システム)及び臓器横断的(脳−免疫等)研究により、脳の全容解明に挑戦しています。特にこれら横断的研究で重要な役割を果たすグリア細胞(GLIA)と呼ばれる脳細胞に注目しています。グリア細胞という新しい視点で研究を行うことで、不明点が多い脳の機能・疾患の解明が期待されます。
アピールポイント
◆世界初!!アレキサンダー病の進行抑制に関与する細胞を発見
希少な神経系疾患の難病「アレキサンダー病」の進行の抑制に「ミクログリア」という細胞が関与していることを山梨大学研究チーム(小泉修一教授、斎藤光象特任助教ら)が突き止め、BRAIN誌に発表しました。
詳細は下記URLよりご覧ください。
https://www.yamanashi.ac.jp/wp-content/uploads/2023/11/20231113pr.pdf
本発見は「世界初!!」となります。有効な治療法の開発につながることが期待されます。
◆山梨GLIAセンター
山梨大学には「山梨GLIAセンター」があります。これは文部科学省の卓越研究拠点として2021年に設立された、GLIAを冠した世界初の研究センターです。本センターにより、学内外の異分野研究・教育を「繋ぐ」ことで、大きな創発を生みだすことを目指しています。
研究の詳細リンク